メタルセフィラについて

メタルセフィラについてまとめられている記事が少なく感じます。その理由として、このデッキの採用カードが人によって異なることや、新しい展開方法や誘発ケアの方法が日に日に発見されていくことがあると思います。今回CSやブロック代表戦などが終わり、自分なりの考えがまとまったことと、時間の都合が合ったため、この場を借りて纏めることにしました。

本記事では自分が使用していたレシピを掲示し、各カードの採用理由及び枚数選択についてまとめます。また、各デッキに対する立ち回り、誘発のケアおよびサイドチェンジについて自分の考えを述べています。加えて手札の組み合わせによる各展開方法を初手及び最終盤面を画像付記でまとめています。

 

 

デッキレシピ

ここに挙げるデッキは自分が新倉敷CS及びブロック代表戦の際に用いたのものです。展開方法については主にこのデッキレシピで行ったものを説明します。

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モンスター(30枚)

PSYフレーム・ドライバー

増殖するG×3枚

終末の騎士

グローアップ・バルブ

幻獣機オライオン

灰流うらら×2枚

幽鬼うさぎ

亡龍の戦慄-デストルドー

PSYフレームギア・γ×3枚

メタルフォーゼ・シルバード×3枚

影霊獣使い-セフィラウェンディ

宝竜星-セフィラフウシ×2枚

炎獣の影霊衣-セフィラエグザ

星読みの魔術師

秘竜星-セフィラシウゴ×2枚

アストログラフ・マジシャン×3枚

智天の神星龍×3枚

魔法(11枚)

セフィラの神意×3枚

テラ・フォーミング

錬装融合

墓穴の指名者×3枚

セフィラの神託×3枚

罠(2枚)

セフィラの神撃

竜星の九支

エクストラデッキ(15枚)

メタルフォーゼ・ミスリエル

メタファイズ・ホルス・ドラゴン

邪竜星-ガイザー

輝竜星-ショウフク

PSYフレームロード・Ω

フォーミュラ・シンクロン

源竜星-ボウテンコウ

TG ワンダー・マジシャン

リンクリボー

水晶機巧-ハリファイバー×2枚

ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム×2枚

サモン・ソーサレス

ヴァレルソード・ドラゴン

サイドデッキ(15枚)

終末の騎士

ラーの翼神竜-球体形×2枚

シャドール・ドラゴン

タツノオトシオヤ

影依融合×2枚(ブロック代表戦は3枚)

ハーピィの羽根帚

ブラック・ホール×2枚(ブロック代表戦はなし)

ツインツイスター×2枚(ブロック代表戦は3枚)

神の宣告×2枚

エルシャドール・シェキナーガ

 

各カード採用理由及び枚数選択について下に続く項目で1枚ずつ説明します。

メインデッキ

<智天の神星龍(グラマトン)>

3枚確定で、このデッキにおける初動の中の初動です。これにアクセスする手段は最大限投入すべきで、これを通すことが第一目標です。γを受けたくないからという理由でうさぎを打たない人がいますが、グラマトンが通ればうさぎをケアする方法も考えられているので、即打ちが正しいです。また、最近ではγを抜いている構築もあるため、うさぎは積極的に打っていくべきです。実際に使う側としては一番誘発を受けたくない場所であると言えます。

 

<秘竜星-セフィラシウゴ>

初手でかぶる確率を下げるという意味で2枚にしています。ただしハリファイバーシウゴの展開の際に、2枚とも素引きしてしまうとデッキ内のシウゴがなくなり、ボウテンコウやガイザーからのシウゴSSができなくなる、あるいは上スケールのリソース切れが起こる可能性があります。ただ、そのせいで負けたという試合は少ないため、2枚になりました。

 

<宝竜星-セフィラフウシ>

ピリカとの役割の違いとして、竜星であること、効果を使った場合デッキに戻ることが挙げられます。前者はスケールに貼った際に九支を発動できること、ボウテンコウ、ガイザーからのリクルートができることなどが当てはまります。後者はグラマトンを下スケールとして扱う際のリソース切れが起こりにくくなることはもちろんのこと、フウシを2枚引いた際に1枚をスケールに置き、1枚ペンデュラムし、エレクトラムを組んだ時、フウシがデッキ内に戻るため、エレクトラムの効果でアストログラフを送り、フウシを破壊しながらSSすると、手札にフウシというペンデュラムモンスターを一枚確保することができます。これはミスリエルを作る際の融合の素材を一枚確保できるという意味に置き換えることが出来ます。展開の項目で紹介しますが、フウシ×2+ウェンディ+エグザなどの手札の時にこれを覚えておくと展開することができます。

 

<炎獣の影霊衣-セフィラエグザ>

エグザの存在により、メタルなしの時にメタル展開ができたり、サモンソーサレスの効果対象としてデストルドーをSS、ハリファイバーにつなげることができます。この動きは強力で、デストルドーの効果でSSしていないため、デストルドーを単純にチューナーとして一回、さらに蘇生効果を使って2回目のチューナーとして使うことが出来ます。単純に召喚権を使わずにPモンスターを増やすのにも一役買います。ただ、被って強いモンスターではなく、神託などでサーチすることができるため1枚採用です。

 

<影霊獣使い-セフィラウェンディ>

Pモンスターを回収でき、融合の素材を1枚確保できます。また、グラマトンにうさぎをもらった際にはウェンディを召喚して、次のターンのグラマトンを確保できます。種族がサイキックということもあり、エレクトラムとウェンディでサモンソーサレスを作ることもできます。メタルフォーゼが絡まない際のデッキからのチューナーSSの展開の潤滑油です。サーチ手段はエグザ同様豊富にあるため1枚採用です。

 

<メタルフォーゼ・シルバード>

グラマトン+ゴルドライバーの基本展開がバルブおよびアストログラフを使ってしまい、リソースがなくなってしまうことと、ゴルドライバーを使った最終盤面においてボウテンコウが残ってしまい、2本目以降魔術師や海皇から雪花を召喚されてしまうと無力になることを考慮し、ゴルドライバーを減らして3枚にしました。他の理由として、シルバードとゴルドライバーを散らし、どちらかだけを2枚引いた場合、アストログラフのサーチ効果が使えなくなる場合があることが挙げられます。また、レベル3のモンスターであることが重要であり、3ターン目以降の動きのシンクロ素材に使いやすいことと、初動ハリファイバーが成立した際にオライオンをSSし、レベル3とオライオンでボウテンコウ、Ωへと繋げられます。この動きはデッキのリソースを最大限に残した展開方法であり、gの被害も最小限で済ませられるため積極的に狙います。

 

<PSYフレームギア・γ、PSYフレーム・ドライバー>

後手において最強の誘発です。先手の際のグラマトンへのうさぎに対するγはあまりにも有名です。ドライバー素引きの際もグラマトン+制約なし下スケールの時にペンデュラムして1妨害になり得るので、引いてしまったために展開が弱くなることも少ないです。また、神託の効果で手札のγをSSすることができるため、ある程度展開した後のγもチューナーとして活用しやすいです。サモンソーサレス展開の際にも、後引きで意味がなくなるγを展開に使え、無駄が生まれにくいです。

 

<幻獣機-オライオン>

手札誘発をケアしながら本命の動きを通すのに最適なモンスターです。これを入れておくだけで今までハリファイバーシウゴうさぎが着地点だった展開が、ハリファイバーシウゴΩまでいけるようになります(展開方法の項目に記載)。要はシウゴ+レベル3モンスター+チューナーを盤面に出せば、最小限のリソースでハリファイバーシウゴΩまで展開できるということです。素引きしていても強く、シウゴのペンデュラム召喚時にうららをもらった場合に召喚することで、ハリファイバーにうさぎを受けず、ボウテンコウまで成立させられます。二枚目を入れておくとハリファイバーが通った際にハリファイバーとオライオンでサモンソーサレス、効果で二枚目のオライオンをSSしハリファイバーボウテンコウに行けるという展開方法がありますが、今回はエクストラデッキの都合上なしにしました。ただ、ガンブラーの登場により、サモンソーサレスの展開の際、有効活用ができる場面が増えてきているように感じますので、今後2枚に増やす可能性は大いにあります。

 

<終末の騎士、亡龍の戦慄-デストルドー>

他のモンスターさえいればSSでき、かつチューナーであることと、サイド後のオトシオヤ及び罠デッキ相手のシャドール・ドラゴンのプランが強いと判断し、1枚採用しました。エグザの説明で書きましたが、サモンソーサレスでエグザを対象にとり、2回のチューナーとして扱えるのも評価できます。

 

<グローアップ・バルブ>

ハリファイバーからヴァレルソードドラゴンを出す際に必要な時が多かったため採用しました。最悪一枚でハリファイバーにアクセスできます。単純に2回使えるチューナーであるという点で十分強いです。

 

<手札誘発>

今期は魔術師やユニオン、剛鬼などを筆頭として、展開するデッキが多いと判断し、gは3枚確定です。うららは今期強く打てるデッキが多いことと、このデッキが展開するデッキであるため、相手の増殖するgを止めるために最大値の2枚です。うさぎはハリファイバーにgを受けた際に出せることを評価したことと、自分が住んでいるところが岡山で、閃刀姫が1強というほどでもなく、他のデッキに強く打てる箇所があると判断したため、1枚採用です。

 

<アストログラフ・マジシャン、星読みの魔術師>

制約の無い1スケールであり、かつ召喚権を使わずにPモンスターを増やすことができます。対戦相手がこちら側のデッキを知らない場合、アストログラフ+グラマトン+下スケール+γなどのハンドの時には、アストログラフ効果から入ってgを誘発させることも出来ます。また、3枚採用することで素引きの確率を上げ、最初のエレクトラムへのうさぎをケアすることができたり、ワンキルを狙われた際に引いていれば耐えられる場合があります。星読みは素引きしてもこのデッキではシウゴをペンデュラムできるスケールになるため致命傷になりにくく、短所よりも長所のほうが多いと判断し採用しました。

 

<セフィラの神意、神託、テラフォーミング>

初動グラマトンへのアクセス手段であり、最大値の採用をしました。各展開方法の項目では、神意から神託をサーチしていますが、それはグラマトンをもっていないからであり、神意からグラマトンを持ってくる場合もあります。神意でグラマトン、何らかの方法でシウゴペンデュラム、神託サーチという動きをすることで、結果セフィラモンスターを1枚確保できます。機械的に神意、神託の順番で発動してはいけないということです。サイドチェンジの際には被ってしまうと捲る際に支障をきたすため、減らすことが多々あります。減らす優先度はテラフォーミング、神託、神意の順です。神託、神意の差別化として、サーチできる対象が多いことと、墓地に存在する意味があるかどうかという2点です。

 

<墓穴の指名者>

グラマトンへのうさぎ、増殖するgを代表とする手札誘発を大体防ぐことができます。優先して無効にする誘発はgです。今環境の閃刀姫のレイに対して強く打てるところも評価しています。自分の動きを通せば勝てるデッキなので、最大値を採用しました。

 

<錬装融合>

素引きした際にはメタルを引いていればそのまま融合を狙いに行きます。融合出来た場合にはチューナーを召喚すればハリファイバーにうらら、うさぎを貰わずにハリファイバーシウゴΩ九支を狙いに行くことが出来ます。融合出来ない時や1回融合した際のこのカードはショウフクの効果の対象などにして有効活用を狙います。

 

<セフィラの神撃、竜星の九支>

シウゴ、ボウテンコウが着地した際に構える罠としてカウンター2枚を採用しました。星戦については、このデッキの特徴として、スケールが展開後に残りにくいため不採用です。

エクストラデッキ

<リンクリボー>

ハリファイバーからバルブSS、バルブでリンクリボー、バルブSS、ヴァレルソード着地の展開に必要なことが多かったため採用しました。またバルブ一枚でハリファイバーに向かえることも考慮しています。ただ、CSやブロック代表戦において、あまりヴァレルソード着地の際に必要でなかったことと、バルブ+展開できない組み合わせという手札がなかなかなかったこと、シェキナーガをサイドインする際に一番抜けていくカードであったため、採用を検討中です。

 

<ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム>

セフィラのみの手札など、基本展開で2枚使うことがあるため、2枚は必須です。3枚目は必要な時がなかったため不採用です。基本展開が通った際に必要なのはハリファイバー2枚目です。

 

<水晶機巧-ハリファイバー>

今期最強のリンクモンスターと言えるでしょう。誘発をどこに受けても盤面にハリファイバーを出せるように心がけます。3ターン目以降ショウフクの効果でチューナーをSSしてもう一度出し、ペンデュラムからライフを取り切るという戦術をとるため2枚は必須です。

 

<サモン・ソーサレス>

デッキ内のチューナーにアクセスする手段として採用しました。主にエレクトラム+ミスリエルエレクトラム+ウェンディで出します。SSするチューナーは基本的にγ、オライオン、うさぎ(γを3枚抜いた時)です。エグザが絡んた際のみデストルドーをSSします。

 

<ヴァレルソード・ドラゴン>

ワンキル成功率を飛躍的に上げるカードです。こいつを出すだけで6000くらいは簡単に削ることができます。召喚方法は至って簡単で、ハリファイバーが成立すればグローアップバルブとリンクリボーを使って出すことができます。

 

<メタルフォーゼ・ミスリエル>

墓地に送られた際にメタルフォーゼペンデュラムモンスター=サイキック族モンスターを蘇生できるという点に着目したことと、カードバウンス効果が素材になったエレクトラムを無駄なく活かすことができることを評価し、採用しました。エクストラの枠の都合上1枚採用で、後手の返し手段として強力なため、先行の際は可能であればミスりエルを使わずに展開するように心がけています。

 

<フォーミュラ・シンクロン>

ハリファイバーシウゴの構えの際にショウフクに向かえることを評価し採用しました。神託効果でデッキトップに載せた誘発を引きに行く際にも必要です。ただし、なんらかのカードにチェーンして出した場合、タイミングを逃しドロー効果は不発となるため注意が必要です。

 

<TG ワンダー・マジシャン>

相手の妨害になることはもちろんのこと、相手ターンにΩに向かうこともできます。魔封じを能動的にどけられるモンスターでもあります。

 

<源竜星-ボウテンコウ>

展開中に1妨害を構えられるカードで、最強のシンクロチューナーでしょう。セフィラというデッキに息が長いという特徴がありますが、これが主な要因です。ハリファイバーからボウテンコウになり、フウシを回収し、ショウフクの効果をうさぎを貰わずに通すことができます。この動きはセフィラがとっている基本戦術です。注意点として、今期は墓穴を採用している人が多いため、九支の破壊対象にした際に墓穴でリクルートを封じられる場合があるということです。このことは常に頭においておくべきです。

 

<メタファイズ・ホルス・ドラゴン>

ワンキル補助の助けになり、墓地の閃刀姫のレイを無視したワンキルの際に重宝します。幻竜族であり、メタファイズとγでショウフクを狙うこともできます。効果を無効にするという効果も強力で、ライトステージやグラマトン、その他もろもろを無効にし、試合を有利にすすめることができます。一応チューナー誘発をセットし、レベル3モンスター召喚から魔封じを無効化することもできます。

 

<邪竜星-ガイザー>

効果の対象にならないという効果が閃刀姫に対して強く、安全にアンカーを破壊しに行くことができます。リクルート効果も強力で、タツノオトシオヤをSSすることでそのままワンキルを狙うこともできます。ボウテンコウのところに記載しましたが、うららや墓穴の的になりうることは常に意識しておくべきです。

 

<輝竜星-ショウフク>

デッキバウンスが非常に強力であり、ハリファイバーシウゴの際の一妨害で必須です。自分からエクストラゾーンからどくことができるのもライフを詰めに行く際に重宝します。タツノオトシオヤを絡めたワンキルや3ターン目の展開に用います。

 

<PSYフレームロード・Ω>

ユニオンなどを代表として、今期1ハンデスが致命傷となるデッキが多く、SSもこのデッキだと簡単にできるため採用しました。ボウテンコウ+レベル3モンスターが基本的な召喚方法です。

サイドデッキ

<終末の騎士>

先行の際にγを抜くことが多いですが、その枠に自分の動きを通すカードとして採用しました。後手では罠デッキ相手にシャドールドラゴンとセットで入れたり、 タツノオトシオヤとセットで入れ、ワンキル成功率を上げます。

 

<タツノオトシオヤ>

ヴァレルソード・ドラゴンの登場により、ガイザーからSSしワンキルできるようになったため採用しました。ここではタツノオトシオヤ+カード1枚のワンキル方法について記載します。

オトシオヤワンキルについて

前提:フィールドにカード1枚、ガイザー成立

ガイザー効果からオトシオヤSS、効果でトークン3体SS、トークンとオトシオヤでボウテンコウ、ボウテンコウとトークンでハリファイバー。ハリファイバー効果でγ、ボウテンコウ効果でシウゴ。シウゴとガンマでショウフク。ショウフク効果でフィールド場のカード破壊してγSS。トークンでリンクリボー。ハリファイバーリンクリボーγでヴァレルソード。

最終盤面:ヴァレルソードショウフク

ダメージ:3000+3000+2300=8300

 

フィールド上にカード一枚の部分ですが、ボウテンコウの効果でスケールを持ってこられる場合には不要です。ご指摘くださったのちさんありがとうございます。

タツノオトシオヤに関して詳細にまとめられているブログがありますので紹介させていただきます。™のち(™のち(@kishao_)さん | Twitter)さん掲載許可ありがとうございます。

blog.livedoor.jp

 

<ラーの翼神竜-球体形>

ユニオン、剛鬼など、最終盤面が3体以上でメインギミックだけでは捲りきれないデッキに対して投入します。特にユニオン相手には、うらら、うさぎに対しての墓穴がこちらにとって致命傷であり、誘発が通っても貫通される場合があります。それならば最大展開をさせた上で捲った方が良いのではという意見を聞き、それが現実的だと判断しこのプランを採用しました。

 

<ブラック・ホール>

今のユニオンはイブリースの自爆特攻を回避するためにヴァレルソードを出し、、ケルベロスが最終盤面に残りにくいと聞き、一枚で盤面を捲るには最適だと考え採用しました。ブロック代表戦ではユニオンはいない読みで、かつ魔術師にはノリトが流行しているため捲れるカードではないと判断しサイドから抜けています。

 

<影依融合、シャドール・ドラゴン、エルシャドール・シェキナーガ>

ミラー、閃刀姫に対して強いカードを探しており、このカードを試験的に採用しました。意見交換をした際にはやはり強力だという情報しか聞いていなかったので、採用は間違いないと判断しています。バルブとシャドールドラゴンをセットで落としつつ、かつ召喚権を使っていないというのは相手にとって脅威です。また、シャドールドラゴンは罠デッキ相手にも強く、終末の騎士を引いた時に、1ターンセットしなければならないというタイムラグなしで魔封じを破壊しに行くことができます。ただ、このカードのケア方法として障壁があり、サイドインされるようになるとP系統のデッキは厳しくなります。時期と流行のデッキを確認した上でリブートの採用などを考慮する必要があるなと考えさせられている要因です。

 

<神の宣告>

サイドチェンジの際、先手を取るときにγを抜きたいため、その枠に何かをいれようと考えていたところ、先行の際に構えて強いカードということで採用しました。次元障壁なども候補にありましたが、一番広く見れることと拮抗勝負をケアできることを考えて、こちらを選択しました。

サイドチェンジプラン

現在流行している5つのデッキに対してサイドチェンジプランを考えていたため、ここにはそれを記述します。

対ユニオン

先手  out:γ2、ドライバー1、

    in:神の宣告2、終末の騎士

後手  out:うらら2、うさぎ、テラフォーミング、墓穴1、オライオン、九支、リンクリボー

    in:ラー球2、ブラックホール2、影融合2、シャドール・ドラゴン、シェキナーガ

ユニオンに関しては諸説ありますが、セフィラ相手の場合はこちらがカウンターを構えるため、先手をとってくることを予想して今回プランを練りました。

先手の場合は他のデッキと変わらず、先手で使いにくいγとドライバーを抜きます。一枚はサモンソーサレスの展開で使用すること及び素引きしていても、神託の効果で場に出すことができることを考慮して残します。抜いた枠には相手への妨害札および自分の動きを通すためのカードを投入しています。

後手の場合、先述しましたがうらら、うさぎに墓穴を打たれるだけでこちらの捲り札が減るため思い切って抜き、最大展開をさせたうえで捲るカードを入れています。

 

対セフィラ系統

先手  out:γ2、ドライバー1、増殖するg

    in:神の宣告2、ツインツイスター2

後手  out:オライオン、テラフォーミング、神託1、九支、指名者3、グラマトン、リンクリボー

    in:影融合2、シャドール・ドラゴン、ツインツイスター2、終末の騎士、オトシオヤ、羽根帚、シェキナーガ

メタルセフィラ及び純セフィラには同じサイドチェンジをします。どちらも目指す盤面はハリファイバーシウゴΩ九支ですので、それを捲ることを意識しています。

先手については妨害札を増やします。ツインツイスターはスケールが揃った際に発動すれば、魔術師と違って展開および妨害が目に見えて少なくなります。

後手については、相手の罠およびスケールを剥がし、相手のリソースを削減させることを目標にサイドチェンジをしています。先にリソースが切れたほうが負けであり、隙を見てワンキルしに行くためオトシオヤの採用をしました。

 

対閃刀姫

先手 out:増殖するg3、γ2、ドライバー

   in:羽根帚、ツインツイスター2、神の宣告2、終末の騎士

後手 out:増殖するg3、γ3、ドライバー、九支、リンクリボー

   in:影融合2、シャドール・ドラゴン、羽根帚、ツインツイスター2、終末の騎士、オトシオヤ、シェキナーガ

 

先手後手共に増殖するgおよびγは閃刀姫に対して強く打てる場面が少ないと感じたため抜きます。ただし先手のみサモンソーサレスの展開を考慮しγは1枚残しています。

先手については妨害及び自分の展開札を増やします。羽根帚は、閃刀姫がライフを取るスピードが比較的遅いため、打てる場面があると考え採用しました。ツインツイスターに関しても同様で、神+ウィドウアンカーなどを裏目なしに剥がすことが目的です。

後手については全力で伏せを剥がしに行き、次のダブルエンゲージを決められる前にライフを取り切ることを目標にサイドチェンジします。墓穴の指名者は後手においてもレイに打てるため、閃刀姫相手に対しては残します。

 

対魔術師

先手  out:γ2、ドライバー、増殖するg

    in:神の宣告2、ツインツイスター1、終末の騎士

後手  out:うらら2、墓穴の指名者3、九支、テラフォーミング、オライオン、グラマトン、神託、リンクリボー

    in:ラー球2、ブラック・ホール2、ツインツイスター2、羽根帚、影融合2、シャドール・ドラゴン、シェキナーガ

 

先手については今までの説明同様です。

後手については、魔術師相手にうららが効きにくいと感じたため、他のデッキに対しては残していましたが魔術師相手には抜きます。ユニオンと同様に最大展開をさせたうえで捲ることを意識してプランを練りました。しかし、魔術師の目指す最終盤面に巨神鳥やノリトがいることが問題で、それを考慮し現在はブラックホール不採用を考えています。その際にはサイドチェンジにおいてうららを残すようにします。ブロック代表戦ではブラックホールの枠を影融合とツインツイスターに入れ替えました。ツインツイスターと羽根帚は時空を剥がすためです。

 

対オルターガイスト

先手  out:g3、γ2、ドライバー

    in:神の宣告2、ツインツイスター2、羽根帚,終末の騎士

後手  out:g3、γ2、ドライバー

    in:ツインツイスター2、羽根帚、終末の騎士、シャドール・ドラゴン、オトシオヤ

 

先手については閃刀姫同様、羽根帚は打てる場面があると考え採用しました。

後手は相手の魔封じを絶対にはがせるように終末の騎士とシャドール・ドラゴンを入れます。終末さえ引ければそのターン中に魔封じの解除を狙えることがツインツイスターや羽根帚と差別化できます。いわゆるタイムラグがありません。

対オルターガイストのサイドチェンジプランはトリックスターや他のメタビ系統のデッキに対しても同様に採用します。また、インスペクトボーダー、ライオウなど、1枚で盤面制圧できるカードが採用されていることを確認できた場合にはブラックホールの採用もその都度考えます。

各デッキに対する立ち回り

自分が先手を取れた場合には、どのデッキ相手でもハリファイバー+αを目指します。+αのところは「シウゴΩ九支+墓地に神意の状態」を積極的に目指します。各展開方法の項目でその盤面への展開方法を書きますが、出来る限りデッキ内のリソースが残るように心がけます。後述の基本展開が素通りすればどのデッキ相手にも有利に試合を進められるため、ここでは主に後手とサイドチェンジ後に関して、各デッキに対して立ち回りを書きます。

対ユニオン

誘発を持っているかどうかが死活問題です。持っていなければ基本的にメインは厳しいです。誘発を持っている場合自分はサモンソーサレスの効果にうさぎ、うらら、γを投げるようにしています。ハリファイバーに打っても貫通されると感じた試合が多く、サモンソーサレスに誘発を当てた場合には弱い盤面で返ってくることが多かったからです。単なる経験によって決めているため、誤っているかもしれません。誘発貫通されて最大展開された際にはメインはどうしようもないです。素直に相手を讃え、徳を積みましょう。サイド後はサイドチェンジの項目で話しましたが、自分が先行の際には基本展開を通すことを心がけます。展開できればほぼ負けません。サイド後後攻の際は玉とブラックホールを投げましょう。どちらか決まれば相手側はリソースがほとんど残っていないため、よほどのことがなければ勝てます。

対セフィラ系統

リソースゲーになることが多いため、シウゴで時間稼ぎをし、隙を見てワンキルを目指します。カウンターを構えることができた場合、相手の動きに対してカウンターを当てるのではなく、自分の動きを通すためのカードとして使うことが重要です。サイドチェンジ後はツインツイスターを考えながらゲーム展開していきましょう。ツインツイスターあるいはうさぎを打たれたら負けという際には、神意があれば神意でケアできるターンになるまで待つのも大事です。

対閃刀姫

相手の基本展開であるダブルエンゲージの構えをされた場合には、できるだけワンキルを目指します。相手のウィドーアンカーのケア方法としてガイザーで割りに行くというものがあることを頭においておきます。よく採用されている罠に抱擁があるため、スケールを発動する際には場所をしっかり考えた上で発動するようにします。サイドチェンジ後は相手の伏せを徹底的に割る、影融合を通すということが重要になってきます。ただ、相手側のつかう障壁が凶悪で、伏せを割っても何も展開できずそのまま妨害札を構えられ負けてしまうという流れがあります。障壁をチェーンされてどれ程の被害が出るのか、それを認知した上でゲームの流れをイメージすることが大切です。障壁がどうしてもケアできない場合はツインツイスターを一度伏せ、相手ターンに割りに行くのも一つの手かと思います。

対魔術師

誘発を当てる場所が重要です。gはアストログラフのスケール効果に即打ちします。うららに関しては時空が超えられないと判断した場合には、2回目の虹彩にあてるようにします。自分が後手の時相手の展開が素通りした際に6枚目でγを引いた時にはバトルフェイズに入ってみるのも手です。ハリファイバー効果を使われた際にはγを出し、盤面を捲ることを目指します。サイド後の先手は基本展開を素直に目指し、後手はラー球とγの存在を活かして捲りにいきます。特にサイドの後手は拮抗勝負などをケアしてノリトがいない場合、バトルフェイズに入ろうとするとハリファイバーの効果を使ってくれる場合もありますので覚えておくとγだけである程度盤面を簡単なものにしてくれます。

対オルターガイスト

メインにおいては魔封じを引かれていなければ、シウゴで時間稼ぎをしてカウンターをどんどん集めていき、隙を見てキルしに行きます。魔封じを引かれている際には、シルバードを筆頭とするオルターガイスト側にとって攻撃力の高いモンスターを残しながらビートダウンするしかありません。ビートダウンの際にはアストログラフが強力です。ビートダウンができている場合は、チューナー誘発をセットしていき、魔封じ以外の罠をどんどん割っていきます。魔封じを残した状態でのライフ取り切りがベストです。サイド後はバックの除去に全力を注ぎます。ツインツイスターの取り扱いには特に先手の場合気を使います。先行で伏せてしまうと拮抗勝負を食らった時に魔封じが処理できなくなります。

 

各展開方法

主にこのデッキレシピでできる展開方法について紹介します。ただし、ゴルドライバーの有無、オライオンの有無によって最終盤面は変わるため、それらの条件を付記した上で説明します。

シルバード+グラマトン

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グラマトン発動シウゴEX。シルバード発動シウゴペンデュラムして神意サーチ。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ、シルバード効果対象グラマトンで融合セット、ウェンディNSグラマトン回収。シウゴとウェンディでエレクトラム。召喚成功時効果でアストログラフマジシャンをEXに。エレクトラム効果でシルバード対象、回収アストログラフ。チェーン1エレクトラム、チェーン2アストログラフでエレクトラムの下にSSしてシルバード回収、1ドロー。融合発動してグラマトンとシルバードでミスリエルエレクトラムとミスリエルでサモンソーサレス。ミスリエル効果でEXのシルバードをサモンソーサレスのリンク先に。サモンソーサレス効果対象シルバードでγ。γとシルバードでボウテンコウ。効果で九支サーチ。ボウテンコウとサモンソーサレスでハリファイバー。チェーン1ハリファイバー、チェーン2ボウテンコウでシウゴ、バルブSS。バルブとアストログラフでΩ。融合効果で1ドロー。

 

盤面:ハリファイバーΩシウゴ

手札:九支+未確定2枚

墓地:未使用バルブ、神意

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ゴルドライバー+グラマトン

ゴルドライバーを入れているレシピが多数派であるため、一応補足として説明します。

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(サモンソーサレス効果でγ出すまではシルバードと同様)グラマトン発動シウゴEX。ゴルドライバー発動シウゴペンデュラムして神意サーチ。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ、ゴルドライバー効果対象グラマトンで融合セット、ウェンディNSグラマトン回収。シウゴとウェンディでエレクトラム。召喚成功時効果でアストログラフマジシャンをEXに。エレクトラム効果でゴルドライバー対象、回収アストログラフ。チェーン1エレクトラム、チェーン2アストログラフでエレクトラムの下にSSしてゴルドライバー回収、1ドロー。融合発動してグラマトンとゴルドライバーでミスリエルエレクトラムとミスリエルでサモンソーサレス。ミスリエル効果でEXのゴルドライバーをサモンソーサレスのリンク先に。サモンソーサレス効果対象ゴルドライバーでγ。γとサモンソーサレスでハリファイバー。効果でバルブSS。ゴルドライバーとバルブでボウテンコウ。効果で九支サーチ。融合効果で1ドロー。バルブSSしてアストログラフとバルブでΩ。

 

盤面:ハリファイバーボウテンコウΩ

手札:九支+未確定2枚

墓地:バルブの未確定1+神意

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シルバード+グラマトンの展開と差別できる箇所を赤文字で表記しています。

なお、シルバード+グラマトン及びゴルドライバー+グラマトンの組み合わせにおいて、神託、神意あるいは進撃を引いていると最終盤面に進撃を追加できます。

アストログラフ+グラマトン(融合あり)

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グラマトン発動シウゴEX。アストログラフ発動シウゴペンデュラムして神意サーチ。アストログラフで星読みSS。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ。シウゴと星読みでエレクトラム。召喚成功時効果でシルバードをEXに。エレクトラム効果でグラマトン対象、アストロ回収。チェーン1エレクトラム、チェーン2アストログラフでエレクトラムの下にSSしてグラマトン回収、1ドロー。ウェンディNSシウゴ回収。ウェンディとアストログラフでエレクトラム。召喚成功時効果でシルバードをEXに。エレクトラム効果で神託対象、シルバード回収。シウゴ発動、シルバード発動。シルバード効果対象シウゴで融合セット。融合発動してエレクトラムとグラマトンでミスリエルエレクトラムとミスリエルでサモンソーサレス。ミスリエル効果でEXのシルバードをサモンソーサレスのリンク先に。サモンソーサレス効果対象シルバードでγ。

展開の途中経過は以下のとおりです。

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ここでオライオンの有無によって盤面が変わります。

<展開ルート1-1(オライオンなし)>

上記の途中経過の盤面から。γとシルバードでボウテンコウ。効果で九支サーチ。ボウテンコウとサモンソーサレスでハリファイバー。チェーン1ハリファイバー、チェーン2ボウテンコウでシウゴ、うさぎSS。融合効果で1ドロー。

 

盤面:ハリファイバーシウゴうさぎスケールシルバード

手札:九支+未確定2枚

墓地:神意

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<展開ルート1-2(オライオンあり)>

上記の途中経過の盤面から。γとサモンソーサレスでハリファイバー、オライオンSS。シルバードとオライオンでボウテンコウ。チェーン1ボウテンコウ効果、チェーン2トークンSS。九支サーチ。ボウテンコウとトークンでΩ。ボウテンコウ効果でシウゴSS。融合効果で1ドロー。

 

盤面:ハリファイバーシウゴΩスケールシルバード

手札:九支+未確定2枚

墓地:神意

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オライオンなしとありの違いは、1ハンデスを優先するか、うさぎの妨害を優先するかです。今期は先述したとおり、1枚ハンデスするとトロイメアの展開で枚数が足りなくなるという状況が生まれやすいです。したがって、後述のオライオン有りの展開を積極的に狙うようにします。

アストログラフ+グラマトン(融合なし、オライオンあり)

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グラマトン発動シウゴEX。アストログラフ発動シウゴペンデュラムして神意サーチ。アストログラフで星読みSS。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ。シウゴと星読みでエレクトラム。召喚成功時効果でエグザをEXに。ウェンディNSエグザ回収。エレクトラム効果でグラマトン対象、アストログラフ回収。チェーン1エレクトラム、チェーン2エグザでエレクトラムの右斜め下にSSしてグラマトン回収、1ドロー。ウェンディとエレクトラムでサモンソーサレス。サモンソーサレス効果対象エグザでデストルドーデストルドーとサモンソーサレスでハリファイバー。ハリファイバー効果でバルブSS。エグザ対象でデストルドーSS.エグザとデストルドーでガイザー。神託効果でトップオライオン。ガイザーバルブでショウフク右端にSS。バルブ効果でオライオン落としてハリのリンク先SS。トークンハリの下にSS。ショウフク効果で神託とオライオン対象。オライオンSS。アストログラフ効果でSSグラマトン回収。アストログラフとバルブでΩ。効果でハンデス。オライオンとトークンでボウテンコウ九支サーチ。

 

盤面:ハリファイバーショウフクΩボウテンコウ

手札:グラマトン+九支+未確定1枚

墓地:神意

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セフィラのみの展開

セフィラのみの手札の組み合わせでも、大体はハリファイバーシウゴ九支の構えをすることができます。基本展開ができる3枚組み合わせは以下の通りです。

  • グラマトン+フウシ+フウシ
  • グラマトン+フウシ+シウゴ
  • グラマトン+フウシ+エグザ
  • グラマトン+フウシ+ウェンディ
  • グラマトン+シウゴ+シウゴ
  • グラマトン+シウゴ+ウェンディ
  • グラマトン+シウゴ+エグザ 

ここでは例としてグラマトン+シウゴ+ウェンディの展開方法について紹介します。

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 グラマトン発動フウシEX。ウェンディ発動シウゴフウシペンデュラムして神意サーチ。神意で神託サーチ。神託でエグザサーチ。シウゴとフウシでエレクトラム。召喚成功時効果でシルバードをEXに。エレクトラム効果でウェンディ対象、回収シウゴ。チェーン1エレクトラム、チェーン2エグザでエレクトラムの下にSS、1ドロー。ウェンディNSしてシウゴ回収。ウェンディとエグザで2体目のエレクトラム。召喚成功時効果でシルバードをEXに。エレクトラム効果で神託対象、回収シルバード。シルバード対象グラマトンで融合セット。融合発動して手札のシウゴとエレクトラムでミスリエルエレクトラムとミスリエルでサモンソーサレス。ミスリエル効果でEXのシルバードをサモンソーサレスのリンク先に。サモンソーサレス効果対象シルバードでγ。γとサモンソーサレスでハリファイバー。ハリファイバー効果でオライオンSS。シルバードとオライオンでボウテンコウ。ボウテンコウ効果で九支サーチ、オライオン効果でトークンSS。ボウテンコウとトークンでΩ。ボウテンコウ効果でシウゴSS。融合効果で1ドロー。

 

盤面:ハリファイバーシウゴΩスケールシルバード

手札:九支+未確定2枚

墓地:神意

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グラマトン、フウシ、シウゴ、エグザの組み合わせにおいて、グラマトン+シウゴ+エグザのみがこのデッキではハリファイバーボウテンコウまで構えることが出来ません。しかし、オライオンの2枚目を採用することで、ハリファイバーボウテンコウまで構えることが可能になります。その展開方法を下で紹介します。

 

オライオンを2枚採用することでできるセフィラのみの展開

前提:手札グラマトン、エグザ、ウェンディ。デッキ内に2枚のオライオン

グラマトン発動フウシEXに。ウェンディ発動。フウシ、エグザペンデュラム。フウシ効果で対象エグザ。フウシとエグザで1枚目のハリファイバー。効果で1枚目のオライオンSS。ハリファイバーとオライオンでサモンソーサレス。オライオン効果でサモンソーサレスのリンク先にトークンSS。サモンソーサレス効果で対象トークンで、2枚目のオライオンSS。オライオンとトークンでボウテンコウ。ボウテンコウ効果で九支サーチ。ボウテンコウとサモンソーサレスでハリファイバー。ボウテンコウ効果でシウゴSS。

盤面:ハリファイバーシウゴ

手札:九支

※上記の展開はモンスター1体とチューナーで成立するため、幅広く使うことができる

 

上記でセフィラ3枚の展開を紹介しましたが、グラマトンが絡められない場合において、セフィラ4枚で展開することができる場合があります。例を挙げると

  • フウシ+シウゴ+ウェンディ+エグザ(デストルドーを絡める)
  • フウシ+フウシ+ウェンディ+エグザ(アストログラフ経由のデストルドー)
  • フウシ+フウシ+シウゴ+ウェンディ(グラマトン+シウゴ+ウェンディと等しい)
  • フウシ+フウシ+シウゴ+シウゴ
  • フウシ+シウゴ+シウゴ+ウェンディ
  • フウシ+シウゴ+シウゴ+エグザ
  • フウシ+フウシ+シウゴ+エグザ(グラマトン+シウゴ+エグザと等しい)

などがあります。これらは墓地や手札、EXの状況は異なりますが、全てハリファイバーシウゴ九支Ωの盤面を作ることが出来ます。

各展開における最終盤面の差別化

先述した展開方法の最終盤面はどれも似たようなものになっていますが、ボウテンコウが残っていることどれだけリソースを使っているか、この2点の違いがあります。

ボウテンコウは先述しましたが、ボウテンコウのリクルート効果にうららあるいは墓穴を投げられるとショウフクという妨害が減ることと、2本目以降は雪花に対して無力になるため、盤面に残さないことが望ましいです。このことを踏まえて、今回自分はゴルドライバーの採用を見送っています。

また、リソースに関してですが、グラマトン+アストログラフの展開においてその違いが顕著に出ています。融合を使う場合、エレクトラムを2枚使用しますが最終的な盤面はハリファイバーシウゴΩの理想形です。融合を使わない場合、ミスリエルを温存し、次のターンのグラマトンを確定させていますが、ショウフクという除去が無くなり、かつボウテンコウが盤面に残っています。強固な盤面に見えるがかなり穴があります。何らかの理由がない限り、自分は融合を使う展開を心がけています。

誘発ケアについて

このデッキはある程度相手の誘発をケアできます。g以外の誘発のあてどころの例を挙げると、

  • グラマトンへのうさぎ
  • エレクトラムへのうさぎ
  • ハリファイバー効果へのうらら、うさぎ
  • サモンソーサレス効果へのうらら、うさぎ
  • ボウテンコウの効果への墓穴、うらら

などでしょうか。

1つ目は一番強力で、γがなければなにもできなくなることも少なくありません。ただアストログラフなどがあり、エレクトラムを出せる場合にはシウゴをペンデュラムできることもあります。グラマトン効果に対してうさぎを打たれてもシウゴをペンデュラムでき、基本展開ができると判断できた場合、相手のうさぎに対して墓穴は打たないようにします。相手からのgが脅威だからです。この判断は難しい場合が多いため、一人回しなどでしっかり判断できるようにしておくことが大事です。

2つ目に関しては、シウゴをペンデュラムし、神意、神託、ウェンディまで行った基本展開を想定しています。すなわち相手がグラマトンへのうさぎをγを考慮して避けた場合です。これは場に出すペンデュラムモンスターを1体増やしておくことで、2枚目のエレクトラムを使用してケアできます。エグザやアストログラフを手札に抱えておくとエレクトラムへのうさぎは貫通できることがほとんどです。

3つめに関してはオライオンを絡めることで、ハリファイバーへのうらら、うさぎは打つところがなくなります。オライオンが絡まなかった場合のうららは耐えれることが多いですが、うさぎは非常に厳しいため、二枚目のハリファイバーを出すことも少なくありません。それほどハリファイバーがこのデッキにおいて強力です。

4つ目に関しては、サモンソーサレスがでている盤面にチューナーを残しておく、あるいはチューナーを神託効果などでSSすることでケアできます。

5つ目はかなり重要です。ハリファイバーボウテンコウ九支の構えをし、九支の効果でボウテンコウを墓地に送るとします。その時にボウテンコウの効果に対してうらら墓穴を投げられるとショウフクという強力な妨害がなくなってしまいます。このような状況を避けるため、ハリファイバーを作る際にボウテンコウを素材にし、ボウテンコウを盤面に残さないことを推奨しています。何度も記述してしつこい感じがしますが、それほど致命傷になりうるということです。

gに関しては墓穴やγで無効化できない場合は、ハリファイバーの成立を第一目標に立ち回れば被害を最小限に抑えられます。ハリファイバーに向かえるが、エレクトラムに行くと盤面を強くできるといった状況の時はハリファイバーに向かうことを意識したほうが良いです。返しの返しのリソースの温存が重要です。

 

トポロジック・ガンブラー・ドラゴンについて

発売されてその日のうちにこのデッキにおいて5ハンデス+ハリファイバーシウゴ九支を構えるルートが発見されました。その展開に必要なものが下スケール(アストログラフ及びメタルフォーゼ)+グラマトン+Pモンスターという緩さです。これから流行るかもしれませんので、展開方法をここで2つだけ紹介します。カードを持っていないため、文字だけになります。

シルバード(orゴルドライバー)+グラマトン+モンスター+手札2枚

グラマトン発動シウゴEX。シルバード発動シウゴとモンスターペンデュラムして神意サーチ。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ、シルバード効果対象グラマトンで融合セット、ウェンディNSグラマトン回収。シウゴとウェンディでエレクトラム。召喚成功時効果でアストログラフマジシャンをEXに。エレクトラム効果でシルバード対象、回収アストログラフ。チェーン1エレクトラム、チェーン2アストログラフでエレクトラムの下にSSしてシルバード回収、1ドロー。(この時点で手札は初期の2枚とシルバードグラマトン合わせて4枚)。融合発動してグラマトンとシルバードでミスリエルエレクトラムとミスリエルでサモンソーサレス。ミスリエル効果でEXのシルバードをサモンソーサレスのリンク先に。サモンソーサレス効果対象シルバードでγ。γとシルバードでボウテンコウ。効果で九支サーチ。ボウテンコウとモンスターでハリファイバー。チェーン1ハリファイバー、チェーン2ボウテンコウでシウゴ、バルブSS。サモンソーサレスとバルブでガンブラー。融合効果で1ドロー。バルブ効果でSSしてアストログラフとバルブでΩ。ガンブラー効果で2ハンデス。Ω効果で1ハンデス。このあと相手の動きに合わせてハリファイバー効果でフォーミュラSSして2ハンデス

盤面:ハリファイバーシウゴΩガンブラー

手札:九支+未確定2枚

墓地:神意

赤文字で記したところが、今までと異なる展開の箇所です。ガンプラーを出すためにサモンソーサレスを素材として用いるためです。

 

アストログラフ+グラマトン+モンスター+手札2枚(融合なし、オライオンあり)

グラマトン発動シウゴEX。アストログラフ発動シウゴとモンスターペンデュラムして神意サーチ。アストログラフで星読みSS。神意で神託サーチ。神託でウェンディサーチ。シウゴと星読みでエレクトラム。召喚成功時効果でエグザをEXに。ウェンディNSエグザ回収。エレクトラム効果でグラマトン対象、アストログラフ回収。チェーン1エレクトラム、チェーン2エグザでエレクトラムの右斜め下にSSしてグラマトン回収、1ドロー。ウェンディとエレクトラムでサモンソーサレス。サモンソーサレス効果対象エグザでデストルドーデストルドーとモンスターでハリファイバーを右端にSS。ハリファイバー効果でバルブSS。エグザ対象でデストルドーSS.エグザとデストルドーでガイザー。神託効果でトップオライオン。ガイザーバルブでショウフク真ん中にSS。バルブ効果でオライオン落としてSS。オライオン効果でトークンSS。ショウフク効果で自身とオライオン対象。オライオンSS。アストログラフ効果でSSグラマトン回収。トークンとオライオンでボウテンコウ。ボウテンコウ効果で九支サーチ。ボウテンコウとサモンソーサレスガンブラーSS。ボウテンコウ効果でシウゴSS。アストログラフとバルブでΩ。ガンブラー効果で2ハンデス。Ω効果で1ハンデス。このあと相手の動きに合わせてハリファイバー効果でフォーミュラSSして2ハンデス

盤面:ハリファイバーシウゴΩガンブラー

手札:九支+未確定2枚

墓地:神意

 

このカードの登場により、盤面制圧をするか、先行でそもそも相手のリソースを刈り取るか、どちらのプランをとるかによって全く別のデッキが出来そうです。前者は今までどおりのデッキに流行に合わせて誘発やEX、サイドの採用カードが変わり、後者はデッキ構築そのものを見直す必要がありそうです。後者に関して、自分は緊急テレポートの採用やPモンスターの枚数の変更を考えています。ガンブラー展開はいつもの基本展開+ペンデュラムモンスターがあればいいため、メタルフォーゼの下スケールを6枚にするなどして、ペンデュラムモンスターを全力で確保する必要があるなと考えて構築を練っています。

謝辞

本記事を纏めるに当たり、よしださん(よしだ(@Ysd56)さん | Twitter)、ひょっとこ@北の蛮族さん(ひょっとこ@北の蛮族(@Hyotto_Ko_SN)さん | Twitter)に様々な意見やアイデアを提示して頂きました。この二人は本当に環境の深いところまで考えていて、自分の質問に対して的確に答えてくれました。また、サイドプランなどの相談にも乗っていただき、自分の考えをまとめる場を作ってくださいました。この場を借りて深く感謝いたします。また、CSや公認大会などで対戦していただき、経験を積ませていただいた対戦者の方々に深く感謝いたします。